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天然キノコの摂取制限に関する考察 2
 
 平成23年7月7日作成
筑波大学の柿嶌氏ら※により、4月26日採取の天然キノコ7種類の放射能量のデータの開示がありました。
予想通り、天然のキノコには高い放射能の数値が検出されています。以下のグラフは、福島第一原発からおよそ170q離れた筑波大学構内での採取サンプルです。

グラフより、キノコの種類によって吸収する放射性物質の濃度に差がある事も容易に推定されます。
特に、ツチグリの数値は衝撃的です。
非常に危惧しなければならない事実と言えます。なぜなら、福島県ではツチグリはマメダンゴと呼ばれ、梅雨の季節に好んで食べられています。田村市の地元のスーパーの店頭にも普通に並んでいる天然のキノコなのです。放射線量がそれほど高くない筑波での放射能の数値と踏まえれば、放射線量に高い福島ではどのようになるのか、原木シイタケの採取地と放射能の関係からも、マメダンゴに関しては、非常に由々しき問題であると言えます。
唯一幸いな事は、このマメダンゴはそれほど多量に摂取しない点が上げられます。

来年以降は、きちっとした調査の後の放射能の検査結果を確認してから食することを切に願います。
また、私たちAFTCは、行政に対し迅速な対応と対策を講じることを提案し、調査研究への協力を惜しまないでしょう。
文責 AFTC副代表 半谷 輝己
※「筑波大学構内で採集したきのこ類及び地衣類の放射能濃度」日本菌学界関東支部年次大会報告。
  2011.5.14 柿嶌・阿部・糟谷(筑波大)、大村・保坂(科博)
 
 天然キノコの放射性セシウム(Cs-134、Cs-137合算)
図‐1
グラフ作成者 佐久間 雄嗣
 ※単位はBq/kgであり、Cs-134とCs-137の合計値である AFTClogo
 ※グラフ中の0の値はND(検出無し)の意味である
 ※黄色は日本の暫定基準値500Bq/kgより高く、米国の基準値1,200Bq/kg以下の値である
 ※赤色は米国の基準値1,200Bq/kgより高い値である
 
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