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「灌漑用水と沢水の放射能測定の要請」
 
平成23年11月25日作成
平成23年11月14日、福島市大波地区における自主検査で
630Bq/kgが1検体認められました。
この原因は、山林からの沢水を利用した灌漑用水に
放射性セシウムが含まれていたためと考えられています。

よって、早急に福島県内や放射性セシウムに暴露されている地域では、
灌漑用水や飲料水としている沢水の放射能測定を急ぐべきと言えるでしょう。
さらには、その結果を受けて、沢水の利用の制限の有無を確認するべきでしょう。

福島第一原発事故当初は、放射性セシウムが河川の水から検出されましたが、
4月以降はほとんど検出することありませんでした。

その理由は、
放射性セシウムは、泥に吸着すると自然な状態であれば溶出しないからです。
では、何故今ごろ灌漑用水や沢水を警戒しなくてはならないのでしょうか。

山林内の表土は枯葉に覆われています。
恐らく、福島第一原発事故の際に、飛来した放射性セシウムのほとんどは
山林の表土を覆っている枯葉に吸着していました。

そして、夏が終わりから落ち葉と枯葉の腐敗と同時に
放射性セシウムが流出したのです。
流出した放射性セシウムは、
腐葉土の中を通過し沢水として山裾へ流れ出したのでしょう。

もし、途中に泥の存在があれば
放射性セシウムは容易に吸着することになりますが、
腐葉土では、放射性セシウムを保持する力は小さいと考えられるからです。

なお、平成23年11月24日、中央合同庁舎第5号館で行われた
「薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会 放射性物質対策部会」※1において、
放射性核種の移行経路としてこの経路は想定されておらず、
その対応は急務と言えるでしょう。
文責 AFTC副代表 半谷 輝己
※1 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001w5ek.html
 
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